こんにちは、MUCHOJIです。
初めて当ブログをご訪問の方は、「はじめに」をお読みください。
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マンハッタンの片隅でこじんまりと開催する音楽の勉強会。
第3回の音楽史&音楽理論 講座を開催しました。
真夏日にもかかわらず、お越しくださった皆様、ありがとうございます。
テーマは古典派の代表的な作曲家、ハイドンさんとモーツァルトさん。
様々な音源を聴きながら、茶目っ気たっぷりのハイドンに親しみを感じたり、
モーツァルトは本当に神童だったのかな?と考えてみたり。
モーツァルトが若いころにイギリス、イタリア、ドイツ、フランスなど
様々な国を旅行し、これらの国々で用いられていた多くの様式や習慣を
吸収したのに対して、ほぼ生涯に渡ってハンガリーの貴族の家に仕え 、
ウィーン周辺の伝統にみずからの規範を見出したハイドン。
私たちがクラシック音楽、という言葉からイメージするような
「古典派(クラシック) 」音楽のルールや形式を、
ハイドンは、ほとんと同じ地で過ごしながら作り上げたということに
改めて驚きを覚えます。
今回は、ピリオド奏法とモダン奏法で、
ハイドンとモーツァルトの様々な作品の聴き比べもしました。
ピリオド奏法とは、端的にいえば、使用する楽器の点でも、奏法の点でも、
作曲された当時の流儀にたち返ろうというスタイル。
ヨーロッパでは、はっきりとは特定できませんが、
1930年代からそうした運動の傾向はあったそうで、
1980年代には著名なオーケストラでもピリオド奏法が
取り入れられる傾向が見られるように なりました。
今回の講座では、わかりやすいように、
20世紀後半のいわゆる「巨匠スタイル」の奏法の音源と、
ピリオド奏法の音源を聴き比べましたが、
参加者の方々のコメントがとても興味深かったです。
巨匠スタイルの演奏はゴージャスで
「高級ハムのCMに使われてそう(笑)」とか。
この日は真夏日だったので、
「夏にはピリオド奏法の軽快でさっぱりした演奏がいいけど、
秋の夜長に一人で聴くなら巨匠スタイルかな… 」とか。
ピリオド奏法による演奏は、
当時使われていた楽器を再現した楽器を使っていることも多いので、
見た目にも楽しめますし、
楽器の制約が生み出される音楽とどのように関わっていたのかを
想像することもできます。
さまざまな分野の専門家である参加者の方も多いので、
講座が終わった後もみなさんでつきぬ音楽談義を続けられるのも
楽しみのひとつです。
次回の第4回、8月27日(土)はいよいよベートーヴェン。
講座は全8回なのに、一人で1回分を占めてしまうベートーヴェン!
でもそれくらいしても足りないほど、
彼の音楽史に残した業績は大きいのです。
モーツァルトがハイドンから少なからず影響を受けたように、
ベートーヴェンからもハイドンに多くを学んでいます。
お金はなく、しかし大望を抱いてボンの街からウィーンに向かっていた
ベートーヴェンの出納簿の記入事項のひとつに、
「ハイドンと私のためのコーヒー用」として
25グロッシェンの支出の記録があります。
この記述は、2人の出会いを想像させるロマンを
十二分に備えていますよね。
第九交響曲だけじゃない、
みなさんの知らないベートーヴェンについても
いろいろ取り上げていこうと思いますので、
興味のある方はぜひお越しいただければ幸いです。
美術と音楽の関わりに興味をお持ちの方は、
8月20日(土)の特別講座「音楽×美術 〜様式史からたどる二つの芸術」
もお楽しみに。
音楽と美術の2つの分野が、どのように発展し、
相互に関わってきたのかを、
美術史がご専門の磯谷有亮さんとの対談形式でお話しいたします。
8月20日(土)の特別講座はお席が残り少なくなっておりますので、
ご興味ございましたらお早めにお問い合わせ頂ければ幸いです。
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♪ 音楽史&音楽理論 講座 ♪ (シリーズ講座)
◇講師:日比美和子
◇概要
クラシック音楽は一見、敷居が高そうに見えますが、
実はしくみがわかるとグッと楽しめるようになります。
この講座では、作曲家の人生や性格が伝わるエピソード、
作曲当時の社会状況や歴史的な背景、音楽を形作る音楽理論… といった、
実際の音楽の「裏側」にあるさまざまな要素・要因についてお話ししながら、
おすすめのクラシック音楽の音源を紹介していきます。
シリーズ講座ですが、1回ごともそれぞれまとまった内容でできているので、
ご都合や興味関心に合わせてお越しください。
第4回音楽講座のご案内はこちら
↓
第4回:ベートーヴェン 〜古典派からロマン派へ〜
◇開催日
8月27日(土)
◇時間
14:00~15:40頃
◇場所
お問い合わせを頂いた方にメールでお知らせいたします。
◇会費
大人:$10
◇お申し込み方法
下記メールにてお問い合わせください。
登録フォームをお送りいたします。
お問い合わせメールアドレス:muchojiあっとyahoo.com
「あっと」を「@」に変えてメールをお送りください。
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◇全8回シリーズで予定される内容
第1回:6月5日(日)
音楽室に肖像の無い作曲家たち 〜中世・ルネサンスの音楽〜
第2回:7月3日(日)
ヴィヴァルディ、バッハ、ヘンデル 〜ルネサンスからバロック音楽へ〜
第3回:8月14日(日)
ハイドン&モーツァルト 〜古典派の音楽〜
第4回:8月27日( 土)
ベートーヴェン 〜古典派からロマン派へ〜
第5回:
ブラームス、シューマン、メンデルスゾーン
〜ドイツ・ロマン派の巨匠たち〜
第6回:
ドヴォルザーク、チャイコフスキー、ストラヴィンスキー
〜国民楽派とロシアの音楽〜
第7回:
ドビュッシー、ラヴェル、サティ
〜フランス印象主義とその後〜
第8回:
20世紀の音楽とアメリカの音楽 〜クラシック音楽の未来〜
※ 講義の内容は予告なく変更されることがあります。ご了承ください。
皆様のご参加をお待ちしています!
下記メールにてお問い合わせください。
登録フォームをお送りいたします。
お問い合わせメールアドレス:muchojiあっとyahoo.com
「あっと」を「@」に変えてメールをお送りください。
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第1回:6月5日(日)
音楽室に肖像の無い作曲家たち 〜中世・ルネサンスの音楽〜
第2回:7月3日(日)
ヴィヴァルディ、バッハ、ヘンデル 〜ルネサンスからバロック音楽へ〜
第3回:8月14日(日)
ハイドン&モーツァルト 〜古典派の音楽〜
第4回:8月27日( 土)
ベートーヴェン 〜古典派からロマン派へ〜
第5回:
ブラームス、シューマン、メンデルスゾーン
〜ドイツ・ロマン派の巨匠たち〜
第6回:
ドヴォルザーク、チャイコフスキー、ストラヴィンスキー
〜国民楽派とロシアの音楽〜
第7回:
ドビュッシー、ラヴェル、サティ
〜フランス印象主義とその後〜
第8回:
20世紀の音楽とアメリカの音楽 〜クラシック音楽の未来〜
※ 講義の内容は予告なく変更されることがあります。ご了承ください。
皆様のご参加をお待ちしています!
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