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こんにちは、MUCHOJIです。
初めて当ブログをご訪問の方は、「はじめに」をお読みください。
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今日はMeetupを使って日本の歌をちょっとだけ広めてみた、
という個人的な体験談。
世界約180カ国で2,300万人以上が利用している
世界最大級のローカルコミュニティ・交流プラットフォーム
「Meetup(ミートアップ)」。
2002年にニューヨークで生まれたMeetupは、
サイト上で興味や関心のあるトピックを入力すると、
自分と同じ興味を持つ仲間の集まるコミュニティに参加できる、
プラットフォームサービスで、いまではあらゆるトピックに関する
リアルなコミュニティが21万件以上存在するそう。
Meetupが生まれた場所なだけに、
ニューヨーク市では8人に1人が登録しているらしい。
というわけで私も登録してみました。
で、何のコミュニティに入ったかというと、
英語を学ぶ会?
ノー。
私が登録したのはPoetry Writingのコミュニティ。
詩を書くコミュニティ。
なんで?
それはある目的のためなんです。
以前にも紹介したことがあるので、私の父が英語マニアで、
日本の童謡や唱歌、流行歌を密かに英語に翻訳しているのを
ご存知の方もいらっしゃると思います。
わりときちんと作ってあって、英語の韻もちゃんと踏んであるし、
毎回その単語を選んだ理由とか、解釈とか、
歌の隠された意味を記した立派な"報告書"が添付されている。
そしてそれを父は毎日歌っている。
掃除機をかけながら、自転車に乗りながら…
そう、いまや音楽教師の母親や、音楽マニアの兄弟や、音楽学が専門の私以上に、
家族内での一番の音楽家は父なのだ。
英語で童謡を歌いながら自転車でさっそうと去って行くおじさんとして
ご近所さんではちょっとした有名人(笑)
さて、その父親の悩みは近くにネイティヴスピーカーがいないので、
辞書的にはわからない表現に悩んだときに尋ねる相手がいないこと。
そして、英訳した日本の歌を外国人に披露する機会がないこと。
というわけで、ニューヨークに住む私がその役をかってでたのですが…
私がMeetupで見つけたコミュニティは
ニューヨークで詩作を生業としている人、
あるいは詩作を趣味としている人たちが集まるPoetry Table。
もとジャーナリストの女性がホストとなり、
自宅を開放していてそこに詩の愛好家が集まります。
実際に行って見ると、彼女はアフリカや中東の美術品の
コレクターでもあるのか、美術館のような贅沢な居間。
まずひとりずつ自分の詩を披露し、お互いにコメントします。
そのあと30分間無言で新しい詩を書いて、最後にもう一度それを発表。
こんな機会もあろうかと、
実は日本人が来たとなったら絶対話題に上るだろうという内容を
あらかじめ下調べしておきました。
予想通り、クロサワのシネマとか、バショウとかブソンのハイクをどう思う?
と意見を求められ、よしキタ〜!って感じ。
さて、このハイソな雰囲気の場所で、こともあろうか、
私は「リンゴの唄」と「牧場の朝」を英語で披露したのでした。
しかも読み上げたのではなく、歌ってしまったという。
かなり恥ずかしいです。だって、
「リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ〜♪」を
「Oh, dear how cute you are, how lovely you are!」て歌うんですから!
正直、この日の午後をすべてこの歌の練習に費やしました…
なぜなら、日本語では短くて済む内容が、
英語に訳すと文字が多くなるので、
日本の歌の英訳を歌うはかなり大変なのです。
1音節に1音をあてるように訳してはあるものの、
フレーズによっては早口言葉状態。
音楽的にはまだまだ課題の多い英訳です。
さて、私は歌への反応が何よりも恐ろしかったわけですが、
みなさん優しい方々だったのでにっこり微笑んで受け入れてくれました。
なにより本日の一番の成果は、そこにいた詩人の一人が、
即興作詩をして、その詩の中に、私の歌のことと、
それがリズムを持っていることが芭蕉と蕪村の俳句を連想させた、
という内容を自分の詩に入れてくれたこと。
特殊な英語力が鍛えられちゃうので、もっとそれよりやるべき基礎があるのでは
とも思うし、毎週通うには準備も復習も大変ですが、
また行ってみようかな。
歌の練習しないといけないけど。
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