2016年2月3日水曜日

現代のテクノロジーでオリジナリティ溢れるプロモーション エイトーナル・ヒッツaTonalHits


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こんにちは、MUCHOJIです。
初めて当ブログをご訪問の方は、「はじめに」をお読みください。
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エイトーナル・ヒッツaTonalHits

キャサ・ジンさん(ヴァイオリン)と
イリヤ・フィルシュティンスキーさん(ピアノ)


ニューヨーク生まれのキャサ・ジンさん(ヴァイオリン)と、
ウクライナ出身のイリヤ・フィルシュティンスキーさん(ピアノ)が
ニューヨークで2011年に結成したヴァイオリンとピアノによるデュオ。

グループ名の由来はatonal(無調の)tonal(音色の)hits(衝突)。
ヴァイオリンとピアノのための定番のレパートリーを
超越した新しい分野を開拓すべく、
彼らはまずアルフレート・シュニトケの
ヴァイオリン作品に取り組み、
レコーディングを行っているほか、
ペルト、クルターク、ブーレーズ、カーターなどの作品も
レパートリーに収めています。
また、演奏活動のみならず、
ダンス・デザイン・作曲の分野のアーティストたちとの
コラボレーション活動も意欲的に行っています。


このビデオは彼らが自分たちのアルバム製作のために、
「キックスターター」という、起業者やクリエイターが
自分の計画する事業プロジェクトを公開して、
協力してくれるユーザーからの出資を小口で集める
資金調達サイトのために作ったプロモーションビデオ。

キックスターターは2009年に始まったサービスですが、
いまや、芸術活動には欠かせない媒体になっています。
資金が必要な芸術家、デザイナー、音楽家、ダンサー、映画監督、
ベンチャー企業家などあらゆるジャンルのクリエイターと
スポンサーになってもいいよ、という
個人をうまーく結びつけています。

エイトーナル・ヒッツもこのキックスターターを活用。
インターネットを利用して自分たちで資金を集め、
音楽のみならず、スタイリッシュなホームページ、
アニメーションやパペット人形まで製作するという、
エイトーナル・ヒッツのプロモーションの方法は
まさに現代っ子ならでは。センスも抜群です!
彼らはキックスターターの活用によってCD制作に成功。

エイトーナル・ヒッツのホームページをちょっと覗いてみると
彼らのアイデア満載のプロモーションビデオが並びます。

真面目なビデオに混ざって、
バッハ-虫(たぶんゴキブリ)がバナナ・オバマに会う」なんていうのが。
(英語だとBuchBugの発音は似ていることから)

エイトーナル・ヒッツが最初に実験的に作った
ストップ・モーション・アニメ。
このビデオはアメリカの作曲家、カーターへの
オマージュとして作られているそうですが、
現代作曲家カーターへのオマージュ、という点や、
オバマ大統領が出てきちゃうところとか、アメリカの現代っ子ですね。
素材は新聞、マッチ、盆栽用ワイヤーなど身近な物で構成されているようです。

こちらもストップ・モーション・アニメ。
シュニトケ作曲:きよしこの夜

別名、「呪われたクリスマス・ソング」とも呼ばれている
シュニトケの作品。
ロープによるストップ・モーション・アニメが
その気味悪さをうまく引き出しています。



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