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こんにちは、MUCHOJIです。
初めて当ブログをご訪問の方は、「はじめに」をお読みください。
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アルテミス・クァルテットの紀尾井ホール公演。
ベルリンを拠点に活動するアルテミス・カルテットは、
リューベック音楽大学で1989年に結成され、
世界で活躍するトップカルテットのひとつ。
このクァルテットの特徴は、チェロ以外の3人が立ったまま演奏すること。
チェロは座っての演奏ですが、椅子の下に平台が置いてあるので、
他の3人と目線が合うようになっています。
クルターク作曲の「小オフィチウム」は、ピアニッシモのハーモニーが、
薄紙を1枚1枚重ねていくような繊細な響きで息が止まりそうでした。
後半はベートーヴェン作曲 弦楽四重奏曲第14番。
唯一の創立メンバーのエッカート・ルンゲ(チェロ)の
多彩なニュアンスがあまりに素晴らしいので
昔のアルテミスにちょっと想いを馳せたりもしましたが、
新しいメンバーに紅一点を加えた響きもスタイリッシュな感じで面白いです。
月の女神は変わらず守護神として音楽を見守っている模様。
アルテミス・クァルテットは、創設時からのメンバーはチェロのエッカート・ルンゲのみ。
私がこの公演を聴いたあと、2015年7月に、
ヴィオラのフリーデマン・ヴァイグレ氏逝去。
フリーデマン・ヴァイグレが亡くなった悲しみをのりこえ、
2016年の初めに、第2ヴァイオリンにアンシア・クレストンを迎え、
グレゴール・ジーグルがヴィオラの担当となり新たなスタートを切ります。
わりとメンバーチェンジが多いクァルテットだと思いますが、
エッカート・ルンゲがいる限り、今後もずっと活動を追っていきたいクァルテット。
ところで紀尾井ホールのバーカウンター付近などには
いつも素敵な小花がさりげなく飾ってあって気になっていたのですが、
これはバーカウンターの一人の女性が
ご自宅に咲く花々を摘み取って生けていらっしゃるのだそう。
(1年半くらい前の会報でも特集されてました。)
開場前に、初めてそれを準備しているところを見せて頂きました。
紫陽花など季節の花からレッドセージなどのハーブまで彩とりどり。
こういう細かいところまでのやさしい気配りにほっこりします。
簡単そうでなかなかできないことです。
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2014年5月27日 @紀尾井ホール
アルテミス・クァルテット
第1ヴァイオリン:ヴィネタ・サレイカ
第2ヴァイオリン:グレゴール・ジーグル
ヴィオラ:フリーデマン・ヴァイグレ
チェロ:エッカート・ルンゲ
ブラームス: 弦楽四重奏曲 第1番 ハ短調 Op.51-1
クルターク: 小オフィチウム――アンドレーエ・セルヴァーンスキーを追悼して Op.28
ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲 第14番 嬰ハ短調 Op.131
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